「アッハイ」
帰り際に王女様の頼みごとも聞いておきます
王女様に頼まれたからやって来たものの、もうあんまりカステリオンに関わりたくないんだが・・・。
「ウワッ!またお前か、何しに来た。」
「エリサナ王女から、外套を返しに着ただけですよ。」
「エリサナ嬢からか、手袋のように私に合うな」
その瞬間、まるで絹を引き裂くような凄まじい音が鳴り響いた。
「此処から去れ、小さきブレトンよ、我々はカステリオン卿の命を頂きに来た、
お前はもう彼に葬儀の帳を届ける仕事を全うした。」
「えっ」
「えっ」
どうやらこのローブはカステリオン暗殺用にデイドラセデューサーを召喚する魔法が付いていたようです
カステリオンがヘルセスに脅され、協力関係になったのを知ったエリサナが仕組んだ罠でした
カステリオンの護衛も駆けつけますが、デイドラセデューサーも護衛も何故か
プレイヤーを集中攻撃してきます、しかもデイドラセデューサーには上位武器しか効果が無く
一定以上ダメージを与えると変身して全裸になる能力も付いています、ヤバい
「裏切り者め!暗殺者だ!!」
「暗殺者!カステリオン卿は最高の男だった。貴様がしたことのために死ぬだろう!」
「待ってくれ!俺は何も知らん!」
「ああ、素晴らしいわ。私がローブに仕込んだものをカステリオン卿が気に入ってくれるといいのですけど(暗黒微笑)」
こいつ眼がヤバイと思ってたけど、中身も相当ヤバイわ
「私の父上はタイバーセプティムのトーテムと呼ばれる古代のアーティファクトに
夢中ですの。様々な場所に密偵を送り、探させております。
見つかれば、父上はそれを誰かに守らせるでしょう。選ばれた人間は誰にせよ
素晴らしい報酬を与えられるでしょうね。私は貴方の名前を伝えておきますわ。
それが私が出来る精一杯のことです」
「ア、アリガトウゴザイマース・・・」
ヘルセス君、すまんな!
エリサナとヘルセスの因縁は続き、ゲーム内書籍「晩餐での遊戯」へ繋がります。